東洋骨董大辞典

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馮超然(ひょうちょうぜん)

19世紀後半から20世紀中頃まで活躍した近代の中国画家です。浙江省出身。号は愼得や崇山居士があります。作品は、花鳥や山水など自然の描写を得意としました。超然とともに同時期に活躍した呉待秋、呉子深の三人は「三呉一馮」と並び称されて山水画で名を馳せています。

 

超然の作品の中でも、切り立った岩山を大胆な構図で捉えた山水画は迫り来るような迫力があり、そこに吹く風や空気の流れが見る側に伝わって来ます。一方で人物画になると繊細で細やかな筆使いを用い、柔らかな印象を受けます。1954年、72才の時にその生涯を終えました。

 

 

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