17世紀中頃から18世紀初頭に文人画家として活躍しました。
遼寧省の出身で、号は南村や且園、長白山人などと称しています。軍人の家の出身で、自身も軍人を経験した後に刑部侍郎を務めました。
幼少期から絵を好んでおり、中でも高其佩は筆を使った書画ではなく指や手の平、または爪などに顔料や墨を付けて描いていく「指頭画」を描き、多くの作品を制作したと共にその名を広めています。幼少期に夢の中で指頭画の画法を思いついたとも伝えられており、後世にも指頭画の名人として伝えられました。
画題には山水や人物、鳥獣や花卉など多くのものを取り上げており、繊細さよりは力強さを感じられる画風を確立しています。