東洋骨董大辞典

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高剣父(こうけんふ)

19世紀後半から20世紀中頃まで画家として活躍しました。広東省の出身で、「剣父」の名は号となります。弟の奇峰と剣僧の2人も画家として活躍するなど画才に溢れた兄弟でした。

 

若い頃は嶺南大学を卒業後、嶺南画派の礎を築いたとされる居廉に弟子入りし、その後は弟の奇峰を伴って日本に留学しています。中国で修めた花卉画や山水画に加え、日本では太平洋画会などの洋画団体で西洋画を学び、中国と日本の西洋画の2つの画風を交え、嶺南画派の基礎を築き上げました。

 

その後高剣父は嶺南画派の中心的人物として「嶺南派の父」と呼ばれたと共に、弟の高奇峰、画家の陳樹人と併せて『嶺南三傑』や『二高一陳』と称されています。

 

 

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