東洋骨董大辞典

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黄冑(こうちゅう)

20世紀に活躍した、河北省出身の画家です。10代前半から独学で絵画を学んでおり、14歳の頃から正式に画家の韓梁然に師事し、やがて同じく画家の趙望雲には国画を学びました。

1940年前後の日中戦争の最中には家族共々疎開し、疎開先の西安では画家趙雲壑の下に入門しています。その後黄冑は、中国の人民解放軍に加わり、中国内陸部の青海、甘粛、新疆などの軍区に勤務しました。

 

 

絵においては水墨画を用いた、素早く力強い筆墨と、墨の黒とは対照的な鮮明な色使いが特徴的です。人民解放軍での活動中に影響されたと思われる、少数民族を題材とした写生画や、動物を描いた作品が多く見られます。中でもロバを描いた作品は特に有名で、優秀な作品を数多く残しました。

 

 

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