東洋骨董大辞典

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黄興(こうこう)

19世紀後半から20世紀前半にかけて活躍した革命家です。湖南省の出身で、名家に生まれました。両湖書院で学ぶと民主主義とそれに伴う革命を目指すようになり、20代半ばで革命家の唐才常に呼応し活動しましたが頓挫し逃亡しています。間もなくして来日すると、明治時代の日本で留学生を専門的に受け入れていた弘文学院に入学し、ここで出会った章炳麟や劉揆一などと革命計画を進めて行きました。

 

やがて故郷に戻ると同胞の育成に励み、30歳の頃には弘文学院で出会った友人らと『華興会』という秘密結社を組織しています。黄興は同結社の総理となると、革命計画を企てながら1905年に孫文と日本で合流し『中国同盟会』を立ち上げました。その後はアジア圏を中心に党員の拡大と指導にあたり、副総指揮となると負傷しながらも反清武装蜂起を進めて行きます。

 

民国成立後には袁世凱より軍部への登用を請われましたがこれを辞し、孫文と共に革命を進めました。しかし晩年は日本に亡命後、上海に帰国し息を引き取っています。

 

 

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