東洋骨董大辞典

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黄道周(こうどうしゅう)

16世紀後半から17世紀前半に書家または作家として活躍しました。福建省出身で号は石斎と称しています。

 

幼少期は貧しい家庭で育ちましたが多くの才能に溢れており、30代の時に科挙を通過し、翰林院の編修の任に就いています。出世もしましたが、その後理不尽な役職の任命や、死刑囚への減刑を求めたこと等から左遷され、最終的に免職となりました。その後数回復職していますが、いずれも裁判や政治への批判を繰り返したことで降格や拷問を受け、61歳の時に清軍によって処刑されています。

 

 

書においては三国時代の書家、鍾繇(しょうよう)の書に学び、同時代の書家である王鐸や倪元璐と共に『三株樹』の名を名乗っていました。

黄道周にとって書は学問の傍らに学ぶもの、という位置づけであったと言われていますが、王羲之や張芝の書を重んじた書体は、高い評価を得ています。

 

 

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